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プロジェクト

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笑笑NET×A オリジナル圧抜きグローブ編

(序章)

介護ワークのイメージを変える。そのためには技術はもちろんですが、その働く姿に憧れをもってもらえる職場にするのが重要な観点です。

その観点で見ると、現在の介護現場は機能性の議論は熱心にされるものの、「オシャレ」という視点はほとんど考えられていない。場合によっては「邪魔なこと」として扱われていることがあります。

しかし、世の中で憧れられる職業ってやっぱり「カッコイイ」ものです。

もちろん、技術という下支えが大前提ですが、技術とあわせて考えられるべき視点としてオシャレさはというのは介護ワークのイメージを変える上で外せない要素となっています。

また、その技術にも得手不得手があり。職員個々に個性と課題があります。
高い頂きを目指す者同士が切磋琢磨し、互いの個性をぶつけあわせる。。。

これこそ介護現場が技術職としてもつべき矜持だと考えています。

さらに、その個性を表すものとして、お気に入りのアイテムを使うことで、介護ワークをもっと「オシャレ」に「カッコ良く」する。これこそが、このプロジェクトの目的です。

このストーリーは笑笑NET×Aが、オリジナル圧抜きグローブの製作プロジェクトの秘話とそれに込めた想いを未来に伝えるためにまとめました。

#1 オリジナル圧抜きグローブ製作プロジェクト始動!

三篠会でのノーリフティングケアの普及は、2014年からスタートし7年目を迎えました。

この7年間の間に、ノーリフティグケアの研修体系が整備されその伝道師となるマイスターの称号を持つ職員も30名を超えました。

マイスターの中には自身が所属する施設だけでなく、近隣の福祉施設の職員を対象にした研修や他県で行われるノーリフティグケア研修の講師として招待されたり、地元テレビのミニ番組に出演したりするなど、その活躍は法人の枠を超えるものとなってきました。

その中で、笑笑NET☓Aはノーリフティングケアの必須アイテムとなる
「圧抜きグローブ」に注目しました。

当時、法人内ではいろいろなメーカーの圧抜きグローブを導入していました。
しかし限られた色しか選択できない。という課題がありました。

もっといろいろなデザインのグローブがあると楽しいのでは? と
2018年10月、笑笑NET☓A会議の中で、
「オリジナルデザインの圧抜きグローブ製作プロジェクト」がスタートしました。

その後、およそ2年を費やし、毎月の会議で、オリジナル圧抜きグローブ製作にむけて検討をしていくことになります。

2018年11月 試作品の製作
☆手作り感半端ない!!  本当に手作りなので。。。

試作1号・2号 アクア広島バスセンター店 5F「ユザワヤ」 にて生地を購入し試作品を製作。

次回は、「生地選びとデザイン」  いよいよ、キーマン登場です。

#2 生地選びとデザイン (2018年11月)

笑笑NET×A会議にて、オリジナルグローブの製作に必要な要素や今後の展開などを検討しました。

  1. グローブに求められる生地の性能やデザイン
  2. グローブの支給方法やその対象者の選定要件
  3. 安定した製品品質と供給が可能な業者の選定

これらの要素を満たすためには、その分野のプロフェッショナルの協力が必要ということになり、三篠会のユニフォームでお世話になっている、株式会社いとや(担当:松崎氏)にお願することとなり、リアライヴ高陽 秋國施設長がその役を担うこととなりました。

≪株式会社いとや 担当 松崎氏≫

当時のことを松崎氏に振り返ってもらいました。

(松崎氏)
最初、秋國施設長から試作品を見せられながらこの企画について説明いただきました。
まず考えたのが、「やれるところがあるか」、「これから先のことを考えて量産できる業者があるか」という点でした。
話を聞きながら、数社候補が挙がりました。
さらに、「喜んでやってくれるところ」、「こまかな注文や課題など着いて来てくれるところ」が業者選定のポイントでした。

もちろん、他にも選定の要素がありますけどね。。。

 

松崎氏はその後、毎月開催される笑笑NET☓A会議にご参加いただき、宿題となった生地サンプルや試作品、デザイン画を持参していただくこととなるのでした。

次回は、「現場の声を聞く」  使う側に立つことが大切。現場スタッフも同じ思いでした。

#3 グローブへのこだわり 現場の声を聞く (2019年2月)

日ごろから圧抜きグローブを使っている施設のスタッフに、オリジナルグローブを作成するにあたってのアイデアを募集しました。

  1. デザインをかわいく。
  2. チェックなど制服に合うデザイン。ファッショナブルで持っていてかわいい物
  3. カラフルな色が欲しい。
  4. 柄や色違いなど、かわいらしくおしゃれなもの
  5. 通気孔をつけるなど通気性を良くしてほしい。
  6. 圧抜き後に手を引くときにグローブが抜けることがあるので抜けにくくしてもらいたい。

など、蒸れや機能性についてのアイデア以外に、デザインや色合いについて多くのアイデアをいただきました。

デザインや色合いについて多くのアイデアをいただいたのは、うれしかったです。

よって笑笑NETは、グローブに求める機能性にこだわりつつも、デザインや色合いに広がりを持たせるという方針でオリジナルグローブを製作することとなりました。

まず、最初の取り組みは、圧抜きグローブとして使用できそうな柄入りの生地を探しです。
その過程に中で、生地業界では柄物生地についてほとんど在庫を作らないということが分かりました。在庫があったとしても、オリジナルグローブを安定供給できるほどの在庫は無いということです。逆に、安定して供給できるデザイン生地は定番のデザインに限られているなど、業界独特の仕組みを知ることができました。

その中で、気に入ったデザインの生地が見つかると試作品を作成しました。その試作品を現場スタッフに使ってもらい、使い勝手やデザインについての意見を集め、改良を重ねました。

(いろいろなデザイン生地から試作品を作成)

最終的には、圧抜きグローブに必要な機能を持つ白地の生地を見つけることができました。
さらに白地の生地に好みのデザインを直接生地に印刷してグローブを作成する方法にも辿り着きました。

次回は、アジア風デザイン? 北欧風デザイン? ってどんなデザイン?

#4 アジア風? 北欧風?

デザイン選定の過程では、さまざまなデザインが提案されました。その中でも、アジア風、北欧風のデザインを次回の会議の宿題として、松崎氏にお願いしたことがありました。
お願いする笑笑NET×Aのメンバーも具体的なデザインイメージを持っていないのに、半ば会議の雰囲気(勢い)でお願いしました。

にもかかわらず、松崎氏は次の会議でアジア柄と北欧柄のデザイン画を用意されるのでした。
当時を振り返ると、
「とにかく一生懸命でした。」とのこと。

次回は、いとや:松崎氏のこのプロジェクトへの想いを語っていただきます。

#5 作り手、売り手、お客様

(いとや:松崎氏) 「このオリジナル圧抜きグローブ企画は、三篠会でなければ受けなかった。」
これまでのお付き合いの中で、三篠会の面白いところをいっぱい見させてもらって勉強することができた。なので、今回もこの仕事をお受けした。

特に、ここにたどり着くまでには、本当に裏方に助けてもらったとのこと。

例えば、作り手で言えば、三毛猫柄です。
イラストレーターが一本一本、毛を書いてデザインを仕上げています。イラストレーターの根気に頭が下がります。

他にも、工場の営業の方やその補佐の方、実際に工場で縫製する作り手。裏方の方たちが一番苦労されたと思う。

作り手は、売れればいいと思ってここまで来てないと思う。

できることなら、作り手の気持ちも汲んでもらいながら、使ってもらいたい。
もっと言えば、

職員さんから見れば、
このグローブは支給品で自分で買ったものでは無い。
だからこそ、このグローブを大事に使ってもらいたい。

#6 ご利用者の家族が教えてくれた一つの価値観(武内淳)

~オリジナルグローブ制作プロジェクトを通して~

正直なことを言いますと、オリジナルグローブ制作プロジェクトが進む過程の中で、私の心は少し懐疑的になっていたのです。なぜなら、既製品に匹敵する程の「滑る」生地がなかなか見つからなかったからです。

直接ご利用者に触れる道具ですし、機能よりデザインが優先されることなどあってはならない。こう考えていました。また、私自身の頭の中に、世の中の多くの道具は機能が優れたものこそ必然的に美しくなるもの「機能=美」という思考スキーマ(構造)があったからです。

デザイン優先は「ナシ」だろう…。

そんな密かな思いをよそに着々とプロジェクトは進んでいきました。ならば、現場の人間としての意見を求められる者として最後まで滑りにはこだわろうと、その時は考えていました。

圧抜きグローブとしての機能を果たせるほどの生地探しは難航しました。いとやの松崎氏は何度も会議に足を運んでくださり、生地の種類や縫製、プリントの方法など、わかりやすいプレゼンをして下さいました。サンプルを囲む中で発せられる私たちの意見を丁寧に聞き入れつつ、より理想の物に近づけようと奔走してくださいました。
私たちもサンプルを現場に持ち帰り、スタッフの意見を吸い上げましたが「滑らない…」「これは使えない…」などと、反応は芳しくありませんでした。

しかしサンプル更新のたび、明らかに機能は向上されていきました。検証が繰り返され、平成30年夏のプロジェクト開始から1年余り経過した令和1年10月の笑笑NET×A会議で松崎氏から渡されたサンプル…。

それは私の表現で、「使える」「使えないか」でいえば、「使える」生地でした。

会議メンバーからは
「前のより全然滑るね、いいんじゃない」「これなら使える」
こんな声が上がり、満場一致の雰囲気が一気に漂いました。そんな中、私は勇気を出して小声でこう言いました。

「使えますけど、やはり滑りは劣りますね…」
情けないことに滑りにこだわろうと意気込んでいた私がやっと言えたのはこの一言でした。

~確かに既製品より滑りは若干劣る、しかし十分使えるのであればこれでいこう~
このとき、オリジナルグローブに採用される生地が決定しました。

プロジェクトの過程では、機能やデザインはもちろんですが、コストや運用方法、初期導入の計画等、複雑で様々な要素を織り交ぜながら構築していかなければならないものであるため、自分の考えにおいて何かしら妥協する必要もあります。そして一つ一つの課題に対し、どこかで妥結していかなければその先には進めません。
そもそも機能を追求していくことがこのプロジェクトの主目的ではありませんでした。
「十分現場で使えるものだし、先に進むためにはこれでいくべきか」
そう自分に言い聞かせました。

しかし、やはり私の気持ちはどこか釈然としないままでした。

そのような折、以前私が担当していた訪問リハビリご利用者のご家族から、施設入所に切り替えの為、訪問リハビリ終了とお礼の連絡を受けました。
プロジェクトの最中、思い出したのはその訪問先でのエピソードです。

当時、私は訪問リハビリで意思疎通困難な重度寝たきりのご利用者の担当をしていました。ご利用者の在宅介護を熱心にされていたご家族(義娘)に、シートやグローブを使った移乗や体位交換の方法を指導していたことがありました。

私がグローブを使った姿勢調整をおこない、それを見ていたご家族が「いいねそれ、ちょっとみせて」と私のグローブを手に取り、裏返したり手に装着したりして「これ、私作ってみようかね?」と言われたので、私は「2千円くらいで売っていますよ、これ、すごく滑りますから、次回カタログ持ってきますね」と訪問先を後にしました。

次の訪問日に伺うと、両手に何やら装着してニコニコ笑っているご家族が私を迎えてくれました。それはグローブの形に縫製されたベージュ色の下地に幾何学模様の柄のついた物でした。

「ええじゃろ~作ったんよ、もう使えなくなった買い物袋があったけえね。捨てんで良かったわ、先生が使っとったあれに生地が似とったけえ、使えるかね?使ってみて先生」

私は少し小ぶりなそのお手製のグローブで、寝ているご利用者の背中をゆっくりと撫でました。当然既製品のものに比べると格段に滑りは劣りましたが、摩擦は少なく圧抜きくらいならなんとか使えると感じました。

「使えますね、すごいです」「ほんと?うれしい」二人で笑いました。
その時はそのグローブの機能がどうこうなど考えませんでした。それよりも四六時中気の抜けない大変な在宅介護をしているそのご家族が、介護に楽しさや嬉しさを見出したそのスタンスに感動していました。それから無理に既製品を勧める気にはなれませんでした。もちろん介助に支障をきたすようなものであれば、ストップをかける必要がありましたが。
そんなことがあったなと思い出しながら、このオリジナルグローブ制作について再び自分なりに考えたのでした。

このプロジェクトに携わっている今だからこそ思い返せば、「少し機能は落ちるけれども、なんとか使えるし、自分で作った自分の好きな柄の方が使いたい」ポジティブな憶測ですが、あえて既製品を購入しなかったご家族はもしかしたらこう考えたのかもしれません。

義母の為に作った自分が使う自分が選んだ柄のグローブ。あのお手製グローブが、ご利用者とご家族との場面に彩を添え、前向きな日々の介護に意味を持つアイテムであるとすれば…、アリなのか…。

いや、実際私はその時、滑りの劣るそのお手製グローブ「アリ」にしていたのです。

もう少しあの場面での出来事が私たちにどう影響したのかを考えてみます。
あのお手製グローブは私とご家族との間に暖かなコミュニケーションをもたらしてくれました。また、私はご家族の義母に対する愛情と介護への前向きな気持ちを改めて思い知ることが出来ました。そのことが、私がおこなうご利用者への支援の在り方に少なからず影響したことは間違いありません。お手製グローブは私とご利用者とご家族のそれぞれにとっての価値がある、素晴らしいツールとなっていたのです。

こうしてあの時のお手製グローブとオリジナルグローブを重ね合わせて考えることで、私の心境は変化し始めました。このオリジナルグローブが、人と人との間でささやかな繫がりをもたらしたり、使う者の気持ちを高めたりするようなアイテムにもなって欲しいと考えるようになってきたのです。

これこそ、オリジナルグローブが持つ付加価値のひとつではないかと。それは既製品ではない、このオリジナルグローブだからこその価値だと。

「機能美」というワードに支配されていた私の思考も少し変化してきました。
身体介護だけではなく、介護場面を明るくするような、例えば、職員同士やご利用者とのコミュニケーションツールとして、職場の明るさご利用者の生活の豊かさにコミットできるようなオリジナルグローブであってほしいと願います。

もちろん、「お洒落」「かわいい」「ノーリフティングケアとリンクした職業としてのイメージアップ」等、このオリジナルグローブ制作の目的のコアはこのようなところにあることに変わりはありません。

しかし、このオリジナルグローブを手に取られる方の中には私に似たような葛藤をされる方も少なからずおられるのではないでしょうか。

私はラッキーなことに自分の経験と重ねて考えることが出来ました。きっと様々な捉え方や解釈がある中で、こんな考え方もあると一つ参考にして頂ければ幸いです。
もちろん機能面においてもさらに向上できるよう、常にアンテナを張って情報収集していきます。

三篠会オリジナルグローブ1st.を手にした皆様、現場や研修でガンガン使ってみてください。そしてそのグローブを手にすることで皆様それぞれに起こる「何かいいこと」を感じてもらえたら嬉しいです。

白木の郷
主任作業療法士
武内淳

#7 私の相棒(渡辺のどか)

私が、ノーリフティングケアをしていく中で、一番感動したことは、「グローブ」でした。使いこなすまでには、色々と困難があり時間と回数を重ねてきましたが、今では、「なくてはならない存在」で、私の相棒でもあります。

グローブには、色んな既存メーカーがありますが、私が一番重要に感じていることは、使いやすさだと思います。

以前、働いていた病院では、看護師が買い物袋を手にはめてベッド上での移動を行っていた事を思い出しました。互いに負担なく介助できるのなら、職員や家族の方々に、使いやすく安全なグローブを使っていただきたいのです。

三篠会のコンセプトの1つに「介護の職場イメージの変革」があり、その取り組みの中で私の所属するデイサービスでは、デニムにボーダシャツといったアメリカンスタイルに変貌を遂げています。

職員の目線では、使いやすさが重視されがちですが、私は、このオリジナルグローブを手にすることで、利用者様とのコミュニケーションへ繋がりました。
デイサービスをご利用になる利用者様の車椅子上での座り直しを行った際、オリジナルグローブを使用しています。
その場面で利用者様から「名前入りなの?」、「お洒落だね」と笑顔で声を掛けていただき、つい嬉しくて私まで笑顔になってしまいます。
視点として“お洒落さ”というのは、利用者様とのコミュニケーションを図るうえでの良いきっかけとなり、介護ワークのイメージを変える上で外せない要素だと気づき、感動しました。

ノーリフティングケアを学ばせて頂く中で、介護の奥深さと重要性を考えさせられました。感覚肌な私は、技術は上達しても、知識は身についていませんでした。

しかし、三篠会が主催する研修などに参加することで知識向上に繋がり、いまでは、職員に伝える事も増えてきました。

相手に合った伝え方や視点を変えることで、職員と現場での様々な体験を共有する場面も増え、仕事が楽しくできるようになりました。

今回のように法人独自の取り組みは、介護ワークのイメージチェンジの発端となっていくと思います。グローブの使用頻度が増えることを目指し、日々努力していきます。

AMERICAN DINER NIGATA
ノーリフティングケアジュニアマイスター
渡辺のどか

#8 笑笑NET×Aオリジナル圧抜きグローブの作成に関わって(松田一樹)

ノーリフティングケアに出会い、グローブの使用頻度が増えるにつれて、
既存のメーカーの圧抜きグローブは

機能性は良いけど無地の物ばかりで味気ないなぁ、

制服もスタイリッシュになったのになぁと少し物足りなさを感じるようになりました。

そんな折、法人内の笑笑NET×Aという会議体に参加する機会を頂きました。
コンセプトの一つに介護職のイメージを変えようというテーマがあり、様々な事を話し合う中でグローブをオリジナルで作ってみよう!という声が上がりました。

デザインは水玉や迷彩・ストライプ・アジア風・北欧柄などサンプル作成を何パターンも繰り返し、機能面は滑りや厚み・通気性など現場の反応も確認しながら試行錯誤を重ねようやく完成まで辿り着きました。

気が付くと作成プロジェクト開始から2年が経過をしていました。

数年前は存在すら知らなかったのに、いつの間にか使わない日はない必須アイテムになったグローブを、今回法人オリジナルデザインとして沢山の職員さんが手にする事となり、感慨もひとしおです。

三篠会に入職させて頂いて12年程立ちますが、以前の私は看護職やセラピストの方と比較すると専門性が乏しく「介護職が専門職である」と胸を張って言えない自分がいました。

誰にでも出来るような仕事をたまたま続けているだけじゃないのか。
そんな思いを抱えていました。

ですが、香川講師のもとノーリフティングケアを学びながら、少しずつ介護の仕事の奥深さや重要性を感じることが出来るようになりました。

最初はなかなか上達せず、自分にはセンスがないなと興味が薄れた時期もありました。

しかし、技術や知識が身に付き、「今日は綺麗に座れてるね!足が伸びるようになったね!」などスタッフと共有する場面も多くなり、ご利用者の方の身体に変化が出るに連れ、専門職としての誇りや自信が芽生え始めました。

また、同時に仕事自体が楽しいとも思えるようになりました。

そんなプロ意識を持てるようになった専門職であるからこそ、

介護職っぽくないお洒落な制服を身にまとい、様々なデザインのグローブを使い、座り直しや圧抜きやポジショニングをスマートにしている職員さんがいる現場って、

介護のイメージを変える良いきっかけになるのではないかと思います。

介護職の巷のイメージは、まだまだ「大変やしんどい仕事」かも知れませんが、ノーリフティングケアやオリジナルグローブやDJCOBOなど三篠会の様々な取り組みを発端に

「かっこいい!働いてみたい!」と感じて、憧れの職業の一つになればいいなと思っています。

ふれあいライフ原
統括介護主任
松田一樹

#9 オリジナルグローブ支給!?(瀬戸真菜)

ノーリフティングケアに取り組む中で、日頃からよく使われる福祉用具の1つがグローブだと思います。私も毎日使っているのですが、簡単そうに見えて、正しく、上手に使うのはなかなか難しく、使い始めたばかりの頃に苦労したのを覚えています。

私自身、グローブのデザインに関して特別な思いはありませんでした。

でも日常的に使うものなので、自分専用のものがあれば良いなぁ…と思っていました。
また、ネーム刺繍入りのグローブには憧れがあり、「いつか自分で買って刺繍を入れたいな。」と密かに思っていたのですが…。グローブがとても高価なものだと知り、諦めざるをえませんでした。

そんな中、オリジナルグローブが支給されるっ!?という話を聞き、心が躍りました。
ただでさえ高価なものなのに、数種類の柄から自分の好きな物を選ぶことができ、名前の刺繍までしてくれるとは、本当に感動しました。

手元に届いた現物も本当に可愛く、使う前からうきうきしていました。

しかし、いざオリジナルグローブを使ってみると…うまく使えないんです(汗)

何度も思考錯誤するも、
今まで使っていたグローブよりも上手く使うのにコツが必要?
言いにくいことですが・・・・「使いにくいかも」、というのが正直な感想でした。

そして、次第に使わなくなってしまったのです。。。。。

が、しばらく経ってから、私はオリジナルグローブが作られた経緯を改めて知る機会がありました。ここで初めて、福祉の現場に「機能性」だけじゃない価値を導入しようとする試みであることを知ることになりました。
同時に、今まで知らなかったオリジナルグローブを作成する目的や作成過程での苦労、そして作り手の方々の熱い想いを知りました。

 「作り手の頑張りをムダにしないためには、使い手の工夫も必要」
私は、オリジナルグローブに関わった方々の想い気持ちが動かされ、そこからまた、『可愛いけどコツが必要なオリジナルグローブ』を使うようになりました。

そうなると不思議なもので、使用を継続する中で、技術的に成長したのか?はたまた単に慣れただけなのか?以前よりもうまく使うことができるようになりました。
嬉しかったです。

もちろん、正直なところ、このオリジナルグローブは、まだ改善の余地はあると思います。
でもこれは現場の私たちも同じです。
これからもこのオリジナルグローブを使いながら、グローブ活用技術、そしてノーリフティングケアの技術を磨いていきたいと思います。

オリジナルグローブを通じて知った熱い想い
それによって動いた私の気持ち
今はこのオリジナルグローブをもらって良かった、と感じています。

これからも大切に使っていきたいと思います。

南さいわい
ノーリフティグケアジュニアマイスター
瀬戸真菜

 

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