お知らせ
【高陽荘】特養「福祉サービス第三者評価受審」
2021年10月25日
こんにちは。高陽荘です!
先日、特別養護老人ホームを対象に、「福祉サービス第三者評価」受審に係る訪問調査が実施されました。
「福祉サービス第三者評価」とは、「福祉サービスの質向上」と「ご利用者への情報提供」を目的に実施するものです。
経営環境やご利用者の意識の変化に伴い、福祉サービス等の経営者には、提供する福祉サービスの質を向上させることが強く求められています。
福祉サービス第三者評価は、客観的・専門的な評価を受けることで事業者自らが個々の抱える課題を具体的に把握し、サービスの質の向上へ向けて取り組むための支援を目的としています。また、その評価結果を公表することにより、ご利用者が自分のニーズに適した事業者を選択する際の有効な情報とすることができます。
この「福祉サービス第三者評価」については、特養などの施設が必ずしも受審しなければならないものではありません。
法人として、第三者評価を計画的に受審することにより、組織全体のサービスの質の向上と課題に対する改善策を検討する機会を定期的に設けることが大切であるとの考えに基づき、各施設において実施しています。
さて、前置きが少し長くなりましたが、当日は、「管理運営編」、「サービス編」に分け、その内容の詳細について、評価調査者2名の方にご確認いただきました。
当日の講評として、「管理運営編」では、概ね健全な運営ができているとの評価をいただきました。高陽荘において、法人間の事業譲渡という大きな転換があったにも関わらず、離職率が低く、各職種が連携し、安定した職員体制が維持できていることが素晴らしい。今後も引き続き、両法人が持つ良い部分を融合させていき、より良い施設運営を期待しているとの言葉をいただきました。
「サービス編」では、ご利用者の生活全般に対して、しっかりとした配慮がなされており、高評価であるとの言葉をいただきました。特に「排泄」に関して、自立支援に向けてしっかりと取り組み、大きな成果を出されている。同時に「臭い」に関しても徹底的にこだわり、生活環境面のみでなく、プライバシーへの配慮まで意識されていることが素晴らしいとの評価をいただきました。
評価をいただいた離職率については、事業譲渡からの2年半の介護職員離職率は平均0.9%(1名のみ)です。これは、最新の介護職員離職率14.9%(全国平均)を大きく下回るもので、職員間の連携面においても、施設として誇れる部分ではないかと感じています。
また、「排泄」に関しては、可能な限り、紙オムツからリハビリパンツへの変更を検討し、トイレでの排泄に向けた取り組みを行っています。「臭い」に関しても、「オムツカート」を廃止し、ご利用者ごとに排泄ケアバッグを持参することで、臭いの拡散防止と排泄ケアにあたっていることを他者に気づかれないような配慮として取り組んでいます。
当日は、各部署の責任者も同席し対応していましたので、評価者から直接いただいた言葉は、この大変だった2年半、しっかりと頑張ってきてよかったなと感じることができる機会となりました。また、改めて「より良い施設」を目指して、引き続きがんばっていくモチベーションにも繋がっていく機会となりました。
今後、ご利用者・ご家族アンケートの集計結果も踏まえた評価結果が届き次第、改めてその内容を施設全体で共有し、より良い施設づくりに活かしていきたいと思います。
(高陽荘のロゴマーク、パンフレット作成に合わせてつくりました。)
デイサービスの新パンフレット完成のご報告、すっかり忘れていましたので、また後日ご紹介します!