お知らせ
京町いづみ保育園 絵本の世界
2021年2月19日
4歳児の担任との、やり取りが 絵本の世界感 「お芋のたね」を紹介したいと思います。
良く晴れた日の園庭でIくんが見つけた、小さなお芋(ちいさなお芋のかけら)
担任の先生に駆け寄り、自慢げに見せると「おいも、見つけた!!」とYくんとはしゃいだ。
先生が、「おいもだね~。これ、どうする?」
見つけたのはいいけれど・・・「どうしようか?」と、二人は顔を見合わせた。
顔を上げて、「そうだ!お芋を育てよう。大きくなって沢山とれたら、先生にあげるね!」
先生は、「育てるならこのままでは育たないよね。どうする?」
IくんとYくんは、赤いバケツを持ってきてそこへ小さなお芋のたねを入れました。
先生が、「このままだと、小さなお友達が知らずに遊んじゃうかも知れないね。
育てるのなら、園長先生に聞かないと!」と、話をするや否や事務室に駆け込んで行き
「園長先生、お話があります。来てください!」と、二人。
園庭へ一緒に行き、バケツを見せると
園長先生から「育てていることを皆にお知らせしたりバケツに
名前とクラスを書いてはどうかな?」との話に二人は賛成し早速に準備を始めたばかりなのに、
無事に育っているのかが気になり、そわそわ
水をあげたり、葉っぱを回りに飾ってみたりわくわく・・・
こんなやり取りは、日常的にクラスで生き物を大切に飼育したり
成長過程の変化や観察から、培われているようです。
そうしたやりとりする表情は、生き生きとして想像力も日々養われていると感じます。
また、保育者の問いかけも「こうしてみたら・・・」と促すだけでなく、
子ども達に考えさせ気持ちに寄り添い、導く過程に日々の体験と成長が垣間見られました。
今回は、絵本の世界に入り込んだ様な楽しいエピソードを紹介させていただきました。